訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

2019年回顧

2019年も終わりです。今年も自分の仕事で印象深かったものを三つ、あげておきます。

 

1 (編訳)『世界文学アンソロジー――いまからはじめる』(三省堂

2016年から編集していた本を出せました。

 

2 (翻訳)『翻訳――訳すことのストラテジー』(白水社

英語の単独訳書はなにげに初めてだったのか。

 

3 「日本人はナボコフをどう読んできたか――『ロリータ』を中心に」『言語文化』36号、2019年、3-22頁。

今年唯一の論文になりました。

 

あとは久しぶりに国際学会で発表したことも、来年以降につながる感じがします。

 

 

 

 

来年の予定は元旦にアップしようと思います。

みなさん、よいお年をお迎えください。

 

なお、今年出た・読んだ本で三つあげるなら――(ペイしなそうな人文書・研究書の翻訳から選んでみました)。紀伊國屋じんぶん大賞(一種の「本屋大賞」ですね)とかにとりあげられていないやつで。

 

・フィリップ・アモン『イマジュリーーー19世紀における文学とイメージ』中井敦子・福田美雪・野村正人・吉田典子訳、水声社

 

ルイ・クペールスオランダの文豪が見た大正の日本國森由美子訳作品社

 

・マーティン・プフナー『 物語創世――聖書から〈ハリー・ポッター〉まで、文学の偉大なる力』塩原通緒・田沢恭子訳、早川書房