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シャオルー・マー 『仲介する日本--ロシアから中国への文化横断とリレー翻訳』書評まとめ

 シャオルー・マー 『仲介する日本--ロシアから中国への文化横断とリレー翻訳』(文学通信)の書評を藤井省三先生が書いてくださいました。どうもありがとうございます。

 

 「露・中をつないだリレー翻訳」『日経新聞』11月8日

 

ロシア―日本―中国の三国間の"文化横断"を、欧米の現代中国や翻訳理論をめぐる最先端の研究を駆使して描き出したのが本書である。

帝政ロシアに対し皇帝暗殺などのテロにより挑んだ虚無党(ニヒリスト)の物語が、日本語訳から中国語に重訳される過程で大変貌を遂げるようすを論じた第3章は、特に興味深い。ロシア虚無党の物語は東アジアでは体制変革を主張する政治小説変身したが、西欧では冒険小説やスパイ小説に分類されていたというのだ。

 

 

 

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