12月10日、名古屋大学で開催される「DHSSコロキウム 「文学」を読む/書く方法:デジタルと世界文学」に登壇します。
【趣旨】
文学の歴史、特に20世紀以降のそれが示すように、文学とは自らの定義を問うことを通じて発展してきた分野である。加えて、その発展は、否応なしに現実社会の影響を受ける。例えば、現在のグローバルな文脈においては、国民文学の制度に基づく正典(カノン)を中心とした文学観が根本から問い直され、「世界文学」という視座がその一翼を担っている。
また、フランコ・モレッティが「世界文学」を実現する手段として、計量的な読解手法としての「遠読」概念を導入した際、そうした計算機による「読み」が、われわれの「読み」のモードに揺ぶりをかけたことを思い返してみるならば、近年の――従来にない量と深さで自然言語データを扱うことが可能となった――大規模言語モデルの普及は、われわれの文学を読む/書く方法を大きく変える可能性があるだろう。
本コロキウムは、こうした問題意識のもと、デジタル技術と世界文学という読みの方法をめぐって思考や実践を行ってきた登壇者を招き、ざっくばらんに対話を行う機会としたい。
無料ですが以下から参加登録が必要です。